まずは人ありきという考え方について

社員を大切にしてますか - ワークライフバランス認証制度が11月にスタート | 経営 | マイコミジャーナル
こうした認証制度の設立には、人口減少に伴う人材難が背景にある。また、ビジネスのグローバル化などにより、競争力の強化が必要とされる企業がその原動力となる有能な人材を確保するためには、これまで以上に職場環境が重要視されるようになっている。


こういう制度を待っていた。ようやく人が居着けない会社の淘汰が始まる。願わくば制度が形骸化しないことを祈るばかり。


従業員のモチベーションを高めると謳った施策を盛り込んでいる会社の求人なども目にするが、それはわざわざ公言して欲しく無いと思うのは私がへそ曲がりなのだろうか。そういう求人などを目にする度になぜかとても残念な気持ちで一杯になってしまう。


高いモチベーションを維持できる良い環境ではそもそもモチベーションを挙げる努力はさほど必要ない、自然と活気ある良好な雰囲気が形成されていてそれを維持することやより充実させることを考えるのではないだろうか。モチベーションの向上を謳っていたらそれは一種の危険を知らせるシグナルみたいなモノだと考えている。


矛盾しているようだが従業員のモチベーションを高めたいのであればその従業員に向かってモチベーションを高くしますと言わない方が良い。


つまり、初対面の人に「私は人にとても信用されていますので信用してください」と平気な顔で言うのと同じくらい気持ち悪い。


従業員自身が上げたいと望んでいるのはモチベーションでは無い。


自身の技能や評価それと給与(所得)、それだけだ。


それらが上がったことに満足して、初めてモチベーションも上がるのだ。


と思う。


ここまで書いて見出しと内容を無理矢理合わせると、人ありきという考え方は当然として第三者に示して判って貰うにはどうしたら良いのか、それが課題だ。